イベント
公開日:2024/04/26 最終更新日:2024/07/30
ぐるっと宮島再発見とは、イベントタイトルにあるとおり、周囲 約30km の宮島をチャーター船でぐるっと一周するイベント。
陸地からは見ることすらできないレアな神社へ海上から参拝したり、人の出入りがほとんどない島のウラ側にある自然ゆたかな砂浜に降りたり、非日常的な体験が味わえます!
この記事では、筆者がじっさいにぐるっと宮島再発見に参加したときのレポをしています。
お読みいただくと、出航から帰港まで、そして眺められる景色まで、ぐるっと宮島再発見のすべてがわかります。
実施は年4回のみです。実施日・お申込は、以下リンク先よりご確認ください。
>>ぐるっと宮島再発見(宮島観光協会ホームページ)
乗り込むのは、宮島遊覧観光さんのチャーター船 龍頭船もみじ。
今回のぐるっと宮島再発見のお客さんは40人くらい。いつも乗船者はこれくらいです。
出航すると、すぐに県立広島大学の先生がたのガイドがはじまります!
先生がたの自己紹介を聞いていると、すぐに神社が目に入ってきます!
長浜神社といって、漁師さんからの信仰が篤い神社です。
長浜神社のちょっと先には牡蠣業者さんがたくさんあるので、漁師さんたちが仕事の安全や商売繁盛を祈ってきた歴史があるのかもしれません。
海側から長浜神社を見るチャンスはめったにないので感動モノです!
そして、4月下旬だからフジが満開!
また少し船が先へ進むと別の神社が姿を現します。杉之浦神社です!
杉之浦神社の先には、宮島シーサイドホテル・漁港・弥山などが一挙に見渡せます!
なんだか、人の営みと自然がいっしょに存在していることを感じます。
これ、船からでないと見渡せない景色です。
コンクリートの壁に“港内徐行”と書いてあって、「お~~、ここでやっぱり漁師さんたちがお仕事をされてるんだな~!」なんて思うと面白いです。
じっさいに、ちょっと行くとすぐに“牡蠣いかだ”が見えてきました!
牡蠣いかだとは?
いかだの下に、たくさんの牡蠣がつるされて育っています。
もちろん、島内の飲食店にも卸される牡蠣です!
海鳥が飛んでいたり、小さな島々が浮かんでいたり、景色もすばらしいです!
\ここまでで筆者が感じたこと/
✅船だからこそわかった!宮島は漁港・ホテルなどの“人の営み”と、弥山や海鳥など“自然”がいっしょに存在している
✅次々と神社が目に入ってきて、宮島は神道への信仰が根付いた場所だと感じられる
いよいよ本当に人のほとんどいない、宮島のウラ側へと入っていきます!
「なんか白いものと丸い形のコンクリがあるな~」なんて思っちゃいますが、手前の白いものは牡蠣殻、そして丸形のコンクリはなんと砲台跡らしいです!
「み、、宮島に砲台!?」とおどろいちゃいますよね。
これは、鷹巣砲台跡です。
鷹巣砲台跡とは?
明治時代の日清戦争時、鷹巣浦は敵艦の航路となりそうな軍事上の重要地であったため、砲台がつくられました。
そして、少し先を進むと県立大の先生から興味深いお話が!
👩「鷹巣浦神社は、鷹巣浦ではなくもう少し先の入浜にあるんです!ここに砲台を作るため、神社の場所を移した経緯があります」
鷹巣浦神社は次の写真です。
宮島にはいろんな歴史があることを知れます。
きもちいい潮風とうつくしい自然風景を楽しみながら、チャーター船に揺られているとついに着きました!青海苔浦!
次の動画は龍頭船もみじの2F席から青海苔浦神社を撮ったものです。
お客さんが続々と下船されています。
動画に見えるお客さん以外の足跡が浜にないことがおわかりいただけると思います。
チャーター船くらいしか人が行く手段がないためです。
なお、下船してもOKですし、船でのんびり待っていてもOKです!
下船派の人は80%くらいで、船で待っている派の人は20%くらいです。
なお、青海苔浦神社での滞在時間は20分くらいです。
自然がとても豊か!
みなさん青海苔浦神社に参拝しています。
個人的な感想ですが、白い砂浜がうつくしく緑が青々としていて、南国っぽさがある神社だな、なんて思います。
貝なんかもいろんなものがあって、面白かったです笑
うつくしい景色を堪能し、船に乗り込みます。
\ここまでで筆者が感じたこと/
✅人の出入りがない場所は、やっぱり自然がとても美しい
✅青海苔浦は落ちている貝もなんだか宮島のオモテ側とちがう気がする!
次の写真は青海苔浦から少し先の養父崎神社。
ここには、霊鴉神(カラスの神さま)がお祀りされているんです!
なぜかというと、カラスさまは嚴島神社の神さまの使いであり、現在の嚴島神社がある場所へ三人の女神さまをご案内する役割を果たしたから。
養父崎神社は、嚴島神社を造営するまで三人の女神さまがいらっしゃった仮の御殿があった場所なんです。
県立大の先生の説明がわかりやすく、スッとエピソードが入ってきました。
・・・しかし、岩肌がおもしろい形をしています。
こういうのを見られるのは、チャーター船ならではの魅力ですね!
島のウラ側から、ようやくオモテ側に戻ってきました!
対岸に、廿日市の温泉地のひとつ宮浜温泉があるあたりです。
須屋浦神社と牡蠣いかだ。「神さまのいらっしゃるすぐそばで、人間が営みを行っているのだなぁ」なんて思ってしまいました。
さらに進み、ダイナミックな牡蠣いかだが見えてくると、遊覧船の船長さんがチャーター船を近づけてくれました!
海の下をのぞきこむと、牡蠣がしっかりとぶら下がっているのがわかります!
ついに、周囲 約30km の宮島をぐるっと一周し、嚴島神社までやってきました!
ガイドさんいわく、平清盛の時代は上の動画のように、陸地からではなく海上から神社へ参拝していたとのこと!
島に点在する神社を参拝したことも非常にレアな体験でしたが、嚴島神社を海上から参拝するのもかなり珍しい体験となりました!
ぐるっと宮島再発見にご乗船いただいたお客さまの感想をご紹介いたします!
ぐるっと宮島再発見に参加すれば、非日常的なレア体験ができるとおわかりいただけたと思います。
振り返ってみると、たとえば以下のような体験ができます。
こうしたレアな景観は、県立大学の先生がたが都度で解説してくださいますよ!
なお、ぐるっと宮島再発見に参加できるのは年4回だけです。
お申し込みは、以下サイト(宮島観光協会)をご確認のうえお願いいたします。
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