Q&A・その他
公開日:2023/02/22 最終更新日:2024/04/07
「牡蠣なんて、日本のどこで食べたって同じでしょ?」内心、そんなふうに思っていませんか?
・・・実は、これがまったく違うんです!
宮島の牡蠣は、はっきり言って一味ちがいますよ!
旨さの背景には、宮島に日本トップレベルの牡蠣の生育環境があるから!
牡蠣が宮島の名産になったのも、この恵まれた生育環境あってこそです。
この記事を読めば、牡蠣をわざわざ宮島で食べる意味を感じていただけるはずです。
宮島の周辺は、牡蠣の生育に向いた海域です。
次のように、旨味の凝縮されたおいしい牡蠣が育つのに、すべての好条件を満たしています。
ここまでの条件がそろうのは、日本中を探してもめったにありません。
そう、日本屈指トップレベルの環境あってこそ、宮島牡蠣はおいしいんです。
次の項目で、もう少し具体的にご説明いたします。
宮島で育つすべての牡蠣は、世界遺産「弥山原始林」の恵みを受けて育っています。
弥山原始林とは、1万年以上も前からほとんど人の手が加えられていない、美しく清らかな森林です。
宮島で牡蠣が育っているのは、そんな弥山原始林で磨き抜かれたミネラルたっぷりの水が流れ込む海域。
だからこそ、栄養たっぷりで濃厚な旨味が感じられる、宮島らしい牡蠣へと育ちます。
美しい自然こそが、牡蠣の旨味のヒミツです!
宮島の海域には、たくさんの島々があるため、波が静かで穏やか。
また、弥山原始林からだけでなく、緑濃い中国山地の山々からも、栄養たっぷりの潮が流れ込む環境にあります。
こうした栄養豊富で穏やかな海域に育まれるので、宮島の牡蠣は旨くて大きいものに仕上がります。
宮島はまるで、牡蠣がすくすくと育つ「ゆりかご」のような生育環境です!
宮島のかき生産者には、「新鮮で旨い牡蠣を“そのままの状態”でお客様に食べていただきたい!」という強い思いがあります。
こんな思いがあり、牡蠣の鮮度を高~~い状態でキープ、いえ、むしろアップさせるために次の工夫をしています。
順に解説していきます。
宮島では、水揚げした牡蠣はすぐに浄化プールへ直行、徹底して洗浄しています。
なんと、生きたままの牡蠣を20時間以上もです!
このプロセスで、牡蠣は汚染物を吐き出して雑味が取り除かれ、牡蠣本来の旨さがしっかり引き出されます!
もちろん、洗浄によって“食の安全性”もアップします。
牡蠣の“鮮度”と“旨み”を両立しながら保存できる温度は-2℃~0℃くらい。
宮島では、その温度で牡蠣を保管し、まるで水揚げしたてのような新鮮な状態をキープしています!
宮島の生産者で共通した品質キープのやり方もありますが、それぞれで独自の方法も採用しています。
たとえば、鮮度キープのため、塩分濃度3%程度の環境で牡蠣を保存し、鮮度を保つなどです。
なお、宮島牡蠣はおいしいだけではありません。
広島県全体をあげての対策で、安全性も十分です!
具体的には、次の項目でご説明いたします。
広島県は牡蠣の名産地として責任感を持ち、みなさんが安心して牡蠣を食べられるよう、徹底した安全対策をおこなっています。
具体的に、県の行っている安全対策は次のとおりです。
対策の一例として、牡蠣の取れる海域で海水のサンプリングをし、安全性をチェックしています。
もちろん、宮島海域もチェック対象で、宮島の飲食店でも安全な牡蠣のみが出回ります。
広島県では牡蠣の安全のための条例を制定したり、指導要綱の細かい見なおしをするなど、牡蠣の安全を守る取り組みを続けてきました。
なので、繰り返しになりますが、安心・安全に牡蠣をお召し上がりいただけます!
対策の詳細は、広島県ホームページでご覧ください。
宮島の牡蠣がおいしいヒミツは、日本屈指の生育環境が背景にあるとおわかりいただけたと思います。
例としては、次のとおりです。
なお、行政が中心となり、宮島を含めて広島県全体で牡蠣の安全に取り組んでいます。
もちろん、宮島の漁業者や飲食業者もそれぞれで安全性に気を配っています!
安全に、そしておいしく、宮島の牡蠣をお楽しみください♪
この記事を書いた人