潮汐
公開日:2022/11/16 最終更新日:2024/03/29
「結局、潮が引いて鳥居まで歩いて行けるのっていつ?複雑でわかんない!」
「潮が満ちて神社が海に浮かんで見えるのはいつ?これもサッパリ!」
このあたりの仕組みがチンプンカンプンで、混乱していませんか?
でも、その仕組みはだれだってすぐ理解できるので、どうかご安心ください(本記事で解説)!
というのは、考えるべきことはシンプルに次の2つだけだからです。
結論:
①鳥居まで歩いて行けるのは → 海の高さが100cm以下のとき
②神社が浮かんで見えるのは → 海の高さが250cm以上のとき
ホントに、たったのコレだけです!
逆に、これ以外の不要なこと(満潮か?干潮か?大潮か?など)を考えるからこそ、複雑に感じて混乱してしまう人がとても多いです。
そこで、本記事では
に絞って、中学1年生がわかるレベルで解説します。
読み終えた頃には、自分が宮島へ来るタイミングの潮の高さ(100cm以下か250cm以上か)が自由自在に調べられるようになっているはずです!
それでは、解説していきます。
結論としては、海面がだんだんと下がり、潮位100cmを下回ると大鳥居まで歩いて行けるようになります。
細かい理屈は抜きで、“100cm以下なら大鳥居まで歩いて行ける!”とシンプルに考えればOKです!
なお、潮の高さが100cm以下になるタイミングは潮汐表(こちらをクリック)で調べられます。
アクセスすると、次のようなページが表示されます(PC表示の場合)。
調べ方としては、以下の2stepとなります。
\大鳥居まで歩いて行けるタイミングの調べ方/
Step.1 宮島に行きたい日を入力!
※上の画像の赤枠部分です。
Step.2 表で100cm以下になる部分をチェック!
※上の画像の青枠部分です。
こうして調べると、2022年11月23日は14時30分ごろ~16時00分ごろに大鳥居まで歩いて行けるとわかります。
みなさんが宮島へ行く予定の日を入力し、お調べください。
なお、じっさい鳥居に歩いて近づいているときの動画は、以下のような感じです。
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潮位が100cmを下回るタイミングがまったくない日も存在します。
その日は、残念ながら大鳥居まで歩いて近づくことはできません。
「潮位が100cmを下回ってこそ大鳥居に歩いて行ける!干潮かどうかは関係ない!」とおわかりいただけたと思います。
ところで、潮が満ちてきて嚴島神社が浮かんで見えるタイミングはいつなのか?
次の項目でご説明いたします。
結論としては、海面がだんだんと上がり、250cmを上回れば嚴島神社や大鳥居が海に浮かんで見えます。
潮位が250cm以上=神社が浮かんで見えるとシンプルに考えればOKです!
いつ250cm以上になるかは、潮汐表(こちらをクリック)で調べられます!
アクセスすると、次のようなページが表示されます(PC表示の場合)。
調べ方としては、以下の2stepとなります。
\神社が海に浮かんで見えるタイミングの調べ方/
Step.1 宮島に行きたい日を入力!
※上の赤枠部分です。
Step.2 表で250cm以上の部分をチェック!
※上の青枠部分です。
このように調べたら、2022年11月23日は、満ち潮のタイミングが2度あるようです。
✅1度目は午前中の6時30分ごろ~11時30分ごろまで
✅2度目は午後の18時30分ごろ~23時00分前まで
です!
<コラム>
満ち潮でも、大鳥居に近づく方法があります!
昼はろかい舟(宮島遊覧観光が運営)、夜は遊覧船(アクアネット広島・宮島遊覧観光が運営)に乗れば、大鳥居まで近づけます!
次のinstagramにあるような感じです。
ここまでで、“旅行日が決まった人”に向け、潮の調べ方を解説しました。
次の項目からは、“潮の状況に合わせて、これから旅行日”を決める人に向けて解説します。
この項目は、
「嚴島神社が海に浮かんで見える日に合わせて旅行したい!」
「大鳥居まで歩いて行ける日に合わせて旅行したい!」
という人に向けて書いています。
つまり、旅行日が決まっておらず、これから決める人に向けた説明です。
おさらい
✅潮が100cm以下になる → 大鳥居まで歩いて行ける
✅潮が250cm以上になる → 嚴島神社が海に浮かんで見える
という感じでしたよね!
なので、100cm以下と250cm以上の両方のタイミングがある日を旅行日に選べばOKです!
調べ方はざっくりいうと次のとおりです。
じっさいに、この手順で旅行候補日の決め方をシュミレーションしてみましょう!
詳しくは次の項目からご説明いたします。
宮島観光協会のサイトでは、年間潮汐表(こちらをクリック)という“その年365日の潮の状態”をズラッと並べた表があります。
まずは年間潮汐表(こちらをクリック)に移動し、次の画像のように旅行する月をお選びください(例として6月を選択中)。
今回は、例として6月を選んでおりますが、みなさんが宮島へ行きたい月を入れてください。
それでは、次にまいります!
この表の中から、100cm以下と250cm以上どっちの時間帯もある日を探します。
おさらい
✅潮が100cm以下になる → 大鳥居まで歩いて行ける
✅潮が250cm以上になる → 嚴島神社が海に浮かんで見える
それぞれの日にちで、時間&潮位を見比べてみると、次のことがわかりますよね!
続いてみていきます。
・・・ということで、12日(木)か13日(金)に旅行へ行こう!なんて感じで旅行日を決めてもらえればと思います。
まれに、大鳥居まで歩いて行けるタイミング、嚴島神社が浮かんで見えるタイミング、両方ともない日もあります。
潮の満ち引きに合わせた旅行日の決め方がおわかりいただけたと思います。
次の項目では、じっさいにみなさんから“よく聞かれる潮の満ち引きに関する質問”にお答えいたします。
ザっと目をとおしていただければ、スムーズな観光にお役立ちいただけるはずです。
Q1 干潮?満潮?満ち潮?引き潮?いろいろ聞くから不安
A1 1日の内、干潮は潮が引き切ったピーク、満潮は潮が満ち切ったピークのこと。あまり気にせず100cmと250cmのことさえ考えればOKです。
Q2 満ち潮だけどどうしても大鳥居まで近づきたい!方法はある?
A2 先述のとおり、昼はろかい舟・夜は遊覧船に乗れば大鳥居に近づけます。
Q3 大鳥居へ歩いていく時、靴は汚れる?
A3 雨の日の地面のように多少の汚れはつきますが、過度な心配は不要。次の写真のような感じです。
Q4 大鳥居まで行くにはどこから降りればいい?
A4 御笠浜(神社入口方面)と西松原(神社出口方面)に階段があります。嚴島神社の中から降りることはできません。
「大鳥居まで歩いて近づきたい」「嚴島神社が海に浮かんで見える景観が見たい!」
こう思う人は、シンプルに次の2点だけを調べてればOKとお分かりいただけたと思います(満潮か?干潮か?は度外視でOK)。
といった感じです。
それを調べるには、先述のとおり潮汐表(こちらをクリック)でお調べください。
みなさんの宮島旅がすばらしいものになるようお祈りしております!
この記事を書いた人