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公開日:2023/07/11 最終更新日:2024/05/16
「雨の日の旅行=不便&景色がビミョー・・・」そんなイメージってありますよね?
ところが!!!
先日、雨の日にゆっくりと宮島を散策した私は、こんな思い込みが完全になくなりました!
それどころか、宮島では雨が降ってこそ、ふだん見られない幻想的でうつくしい景色が見られのがわかりました。
勤続10年超えで、いまさらの新発見です。
嚴島神社をはじめ、屋根があるので「傘いらず」でラクなスポットが多いのも認識できました!
それでは、
美観 × 美音 が最高の雨の宮島旅
じっさいに、2時間でまわってきた様子をレポしていきたいと思います!
▼今回のコース(ゆっくり歩いて2時間)
①宮島桟橋スタート
②千畳閣
③嚴島神社
④大聖院
千畳閣(豊国神社)
時 間:9~16時(季節変動アリ)
料 金:一般100円
祭 神:豊臣秀吉ほか
宮島桟橋をスタート。まずは千畳閣(豊国神社)へ向かいます。
宮島桟橋から町屋通りをとおり、行きつくのは幸神社(下の写真です)。
雨が降っていると、なんとなく草木が元気な感じがします!
その幸神社を抜けると、すぐに階段ごしに五重塔が見えてきます。
五重塔を目指しながら、数段の階段を上がれば、千畳閣へ着きます。
なお、千畳閣と五重塔の位置関係は、次のマップでわかるとおり、“真隣(まどなり)”で、その距離徒歩5秒です!
すぐに行き来できます。
中に入るとこんな感じ!
写真をご覧いただくとわかるとおり、千畳閣は完全に屋根がある状態。
なので、どんなにドシャ降りでも、傘をさす必要はありません(楽チン!)
ご祭神は、豊臣秀吉などです。
たくさんの絵馬が宮島の歴史を語っています。
そして、千畳閣自体は小高い丘にあるため、わりと見晴らしもイイ感じです!
次のinstagramにあるように、景色を見て楽しむ人も多いです。
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「晴れの日」ももちろん景色はいいですが、「雨の日」もいい景色です。
弥山に靄がかかる様子が幻想的。
▼眼下には、嚴島神社も見えています!
話は変わりますが、やはり雨の日って人がすくないです。
この日、千畳閣にいるのは私を含め、たったの3人でした。
貸切感があり、だれに遠慮することもなく、しっかり景色を堪能できました!
次に、眼下に見える嚴島神社へ向かいます。
嚴島神社
時 間:6:30~17:30(季節変動アリ)
料 金:一般300円
祭 神:市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命
千畳閣から階段を下りて、わずか1~2分で嚴島神社へ着きます。
外から見ると、こんな感じ!
今日は、たまたま潮が高い日で、海面が神社ギリギリまで来ています。
ちなみに、神社入口では・・・
雨が降っているので、観光中のみなさんも、カッパを着たり、傘をさしたりしていました(当たり前ですが)。
でもでも!
入口から先は、ず~~~~っと屋根があるので、嚴島神社に入ってからは“傘いらず”なんです!
↓↓みなさんココでいっせいに傘をたたみはじめています。
写真を見ていただくと、回廊でもみんな傘をとじているのがわかると思います!
ちょっと見えにくいですが、この写真を撮ったときも、けっこうな雨が降っています。
う~む、しかし朱色の嚴島神社、背後の靄がかかった弥山がうつくしいですね~
そして、嚴島神社の中で聞く雨音、すごくイイです。
↓のinstagramでは、雨音が聞けます♪
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雨であたりが暗いと、本殿の明かりが目立ち、いつもより幻想的な雰囲気です。
ちなみに、回廊では、ず~~っと屋根がありますが、ゆいいつ傘が必要なのは“平舞台”のところ(↑の写真)。
でも、“平舞台”の先にある、海に突き出した“焼前(ひたさき)”では、大鳥居が近くに見えるのでぜひ見に行ってほしいです!
昔は、舟が到着するためにコチラに火をともして目印にしていたようですね。
現在は、かがり火をともすことはないですが、ひとつの写真撮影スポットとして、大人気になっています!
▲傘をとじ、出口へ向かう人々。しつこいですが、傘をさす必要なんてありません笑
そして、再び立ち止まり、癒しの雨音を堪能。
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晴れの日とちがい、人がすくないのでよく自然の音が聞こえます。
いやぁ~~、癒されましたよ、ホントに!
勤続10年をこえ、いまさら嚴島神社の雨音のよさを知り、ファンになってしまいました。
続いて、大聖院へ向かいます。
大聖院
時 間:8~17時(季節で変動アリ)
料 金:無料
嚴島神社から大聖院へは、歩いて5分くらい。
大聖院は弥山のふもとにあります。
古き良き街並みを歩いていきます。
霧におおわれた弥山がうつくしいですね!
道中には、地元の女性からの信仰を集める粟島神社が。
そして、大聖院の仁王門へ到着します!
雨の日は、より緑のみずみずしさが感じられます。
仁王門に到着!ここから先は階段です。
階段を上る途中、次のinstagramにあるように、たくさんのお地蔵さんがいらっしゃいます。
最近は、撮影スポットとしても人気です。
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そして、到着いたしました!大聖院!
弥山のほうを見上げると、霧がスゴイです。
なお、大聖院は見ごたえのあるお寺ですが、↓の空撮を見るとわかるように、境内は歩いて回れる距離です!
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さっそく、ちょっと境内をおさんぽします。
お寺の屋根と霧と緑と・・・
この渋い景観は、雨ならではと言えるでしょう。
蓮の葉の上にある、雨のしずくがかわいい!
境内をすこし歩いたら、“観音堂”へ入ってみます。
向かって右のたてものが“観音堂”です。
中の様子は、次のような感じです。
もちろん、ここはお堂なので、雨に濡れる心配はなく、傘いらずで楽チン!
↓十一面観音菩薩です。
チベットの仏さまも!
いやぁ、ほんとに雨音と仏さまの穏やかな表情に癒されます・・・
まるで、日常を忘れられるような感覚です。
そして、続いては“勅願堂”へ!
中へ入ると・・・
波切不動明王さまが!!!
立派だなぁ・・・
雨で人足がほとんどなく、“観音堂”も“勅願堂”も、かなりゆっくり見られました。
雨の日さんぽ。
「傘さしてまで、わざわざ歩きたくないよー」なんて私も思っていましたが、人が少ないし、雨音はうつくしいし、最高です。
大聖院でも、雨音がしっとりしてて最高です!
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そして、さいごは遍照窟へ。
中へ入ると、幻想的な空間が広がります。
大師堂の地下にあり、四国八十八ケ所の本尊が安置されています。
引用元:はつたび
遍照窟とは世の中を平和にするため、幸せの火をあまねく(遍)てらす(照)道場(窟)の意。
本尊前には各四国八十八カ所霊場の砂が埋めてあり、お砂踏みをすると四国霊場巡りと同じだけのご利益があるといわれます。
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大満足の2時間でした!
さいご、宮島桟橋にもどる途中にもう一度、大鳥居を見て帰ります。
晴れの日とちがい、霧や靄で対岸が見えないのがなんとも幻想的です。
雨の日にしか、見られない光景です(以下の写真のような感じ)。
余談ですが、筆者は地元に約20年住み、勤続も10年を超えました。
そんな中で、雨の宮島をはじめて歩き、「雨天の宮島って、こんなにもうつくしいのか・・・」と大感動した次第です。
晴れの日とは、またちがった、いや、晴れの日以上のうつくしさを感じられたかもしれません。
だから、みなさんの旅行予定日が雨だったからと言って、テンションを下げる必要はありません!
きっと、心癒されるすばらしい宮島旅になりますので!
今回は、千畳閣・嚴島神社・大聖院へ行ってみた模様をお届けいたしました。
このほかにも、雨の日でもほぼ傘いらずで楽しめるスポットがあります。
次のとおりです。
スポット名 | 概要 | 傘はいる? |
宮島伝統産業会館 | 伝統工芸品の販売・体験 | 完全傘いらず |
千畳閣 | 絵馬がたくさんの神社 | 完全傘いらず |
嚴島神社 | 宮島のNo.1人気スポット | 傘いらず(平舞台以外) |
宝物館 | 国宝・重要文化財が約260点 | 完全傘いらず |
宮島歴史民俗資料館 | 宮島住民の生活がわかる展示 | 完全傘いらず |
大聖院 | 宮島で最古のお寺 | 傘いらず(お堂以外) |
みやじマリン | 瀬戸内海のいきもの中心 | 完全傘いらず |
雨の日の宮島では、雨ゆえの美観 × 美音によって、いつも以上の感動を味わえます。
主には、次の2つです。
晴れの日には、決して味わえない魅力です。
また、嚴島神社をはじめ、「傘いらず」なスポットが多いので、傘をささずノンストレスで観光できるシーンが多いです。
みなさんも宮島で素敵な“雨旅”を楽しんでください!
この記事を書いた人